終活の準備エンディングノートに大切な人への想い・思い出を残す

終活には、エンディングノートに「想い・思い出を残す」準備もあります。ご家族、それから友人、あなたの大切な人との残したい思い出や想いをメッセージにし伝えます。大切な人を失ってしまうと非常に寂しくもなります。エネルギーが枯渇したように心身にその苦痛が現れることもあるようです。そんな時、亡くなった家族のメッセージがエンディングノートに残っているだけで、それが遺された人の癒しとなり、心身の苦痛から立ち直り生きるための支えになるかもしれません。 伝えたい相手に届けたい想いを明確にし大切な思いを伝えましょう。

終活 想い・思い出を残す

伝えたい相手に届けたい想いを伝えましょう

ご家族、それから友人、あなたの大切な人との残したい思い出や想いをメッセージにし伝えます。
終末医療医師 大津秀一先生の著書「死ぬときに後悔すること25」の中ひとつに、「愛する人にありがとうと伝えなかったこと」があります。後悔しないように、心身が健康なうちに伝えたい気持ちや思いをエンディングノートに書き記しておきましょう。
遺された家族、知人は大切な人を失ってしまうと非常に寂しくもなります。エネルギーが枯渇したように心身にその苦痛が現れることもあるようです。そんな時、亡くなった家族のメッセージがエンディングノートに残っているだけで、それが遺された人の癒しとなり、心身の苦痛から立ち直り生きるための支えになるかもしれません。
伝えたい相手に届けたい想いを明確にし大切な思いを伝えましょう。
「誰に?」、「どんなメッセージを?」、「いつ?」、「どこで?」、「どのように?」について考えていきます。 大切なのは伝える相手を決めることです。家族、友人、知人、お世話になった人 ペットなど漏れのないようにリストを作成することもオススメ致します。

エンディングノートには「思い出・エピソード」を書く残すページが用意されています。
終活 伝えたい相手に届けたい想いを伝えましょう

終活 伝えたい相手に届けたい想いを伝えましょう

 

想い(メッセージ)を残す方法

想いを残す方法には、エンディングノートに文章で残すほかに、「音声」や「写真」、「絵」、「動画」、「モノ」で残す方法があります。
文章が苦手という方はいろいろな方法で想いを伝えてみてはいかがでしょうか。
いきなり作文から取り掛からないのがコツです。
まずは自分自身への取材をとおしてモヤモヤしたものを表に書き出しこれを素材にしてまとめていきます。
受け取る人の心に響くメッセージをつくるには具体的なエピソードや当時の気持ちを織り交ぜること、気の利いた言葉を添えられるかどうかがポイントです。
メッセージはのちのちまで手元に残るので、くれぐれも後味の悪い内容にならないように配慮も大切にしましょう。

想い(メッセージ)のまとめ方が分からないという方におすすめなのが予め用意された質問に答えながらメッセージを組み立てる方法です。
そこでメッセージを作り出す9の質問をご紹介致します。

1.今日までの人生で一番の思い出は何ですか?
2.人生でもっとも大切なものは何ですか?
3.家族に知ってもらいたい何か特別なものは何ですか?
4.あなたが今日まで果たしてきた役割の中でもっとも大切なものは何ですか?
5.あなたが成し遂げたことのなかでもっとも誇らしいものは何ですか?
6.あなたが愛する人たちに伝えておく必要があると思いながらも、まだ言えていないことは何ですか?
7.愛する人たちに伝えたいあなたの希望や夢は何ですか?
8.これまで学んだことの中で他の人たちに伝えておきたいこと、アドバイスは何ですか?
9.家族の将来に向けて役立つような言葉や教訓は何ですか?

 

まとめ

ご家族、友人、あなたの大切な人との残したい思い出や想いをメッセージにし伝えます。
後悔しないように、心身が健康なうちに伝えたい気持ちや思いをエンディングノートに書き記しておきましょう。
想い(メッセージ)を残す方法には、エンディングノートなど文章で残すほかに、「音声」や「写真」、「絵」、「動画」、「モノ」で残す方法があります。形にとらわれずご自身にあった方法でメッセージにし伝えてもかまいません。
いきなり作文から取り掛からないのがコツです。
受け取る人の心に響くメッセージをつくるには具体的なエピソードや当時の気持ちを織り交ぜること、気の利いた言葉を添えられるかどうかがポイントです。

 

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終活|エンディングノートに希望のお墓・納骨について記しておく

もともとお墓は、死んでしまって埋葬された死者が再び地上に出てこないように死者を埋めた後、その上に大きな石を置いたのが起源とされています。
また、お通夜も亡くなった人が目を覚ますかもしれないから、そのときを見逃さないように夜通し見守っていなければならないというのがそもそもの由来です。
今ではお墓は親から子へ、子から孫へと代々受け継がれ大切な故人への拠り所の場となっています。
そんなお墓のあり方が今大きく変わってきています。
それは維持費やお墓参りに行く時間、精神的な負担などから継がせたくないという人が増えてきており「墓じまい」をする人も少なくありません。
また供養や埋葬の仕方にも変化があり、一般的だった寺院墓地のほか、海洋散骨樹木葬宇宙葬などいろいろな埋葬も行われるようになってきました。
そこで、終活の準備として、お墓納骨についての自分の考え、希望をエンディングノートに記しておきましょう。
墓参りなどをすることになる遺された家族や親族のことを考慮しながら書くようにしましょう。

終活 お墓・納骨

変化するお墓・納骨

現在は仕事の都合や生活スタイルの違いなどの理由から家族であっても一緒に暮らすことが少なくなってきており、比較的近い場所でも一緒に暮らす家族は多くはありません。
そのため家族の縁も昔より希薄になってきています。
お墓のあり方も同様に、維持費やお墓参りに行く時間、精神的な負担などから継がせたくないという人が増えてきており「墓じまい」をする人も増えてきています。
もともとお墓は、死んでしまって埋葬された死者が再び地上に出てこないように死者を埋めた後、その上に大きな石を置いたのが起源とされています。
また、お通夜も亡くなった人が目を覚ますかもしれないから、そのときを見逃さないように夜通し見守っていなければならないというのがそもそもの由来です。
今ではお墓は親から子へ、子から孫へと代々受け継がれ大切な故人への拠り所の場となっています。
そんなお墓のあり方が今大きく変わってきているのです。
また埋葬の仕方にも変化があり、一般的だった寺院墓地のほか、海洋散骨、樹木葬、宇宙葬などいろいろな埋葬も行われるようになってきました。
近年散骨が一般的になりつつあり生前に散骨を希望する方が増えてきています。
特に「おひとりさま」はこの散骨を希望されることが多く、自分の供養は自分で全部完結したいという思いからのようです。

 

様々なお骨供養

「お墓を買ってしまうと子供や孫に負担がかかる」との理由からお墓の購入をあきらめる方も少なくありません。
ちなみに「お墓を買う」とは、「墓地の永代使用権を取得すること」です。
この永代使用権の永代とは、永久や永遠ではなく代がある限りという有限を意味しています。
つまり永代使用権とは使用者が途絶えない限り墓地を使用できる権利のことなんです。
一般的には霊園や寺院墓地でお骨供養されますが、近年、海洋散骨樹木葬宇宙葬などいろいろな埋葬も執り行われるようになってきています。
海や山など生前好きだった場所にお骨を撒く供養が散骨です。
散骨には、樹木葬、海洋散骨などがありそれらが一般的になりつつあります。
樹木葬は、霊園で管理されている土地に大きな木を象徴物にして、その周りに点々と穴を掘ってそのまま埋めるタイプや木の周囲にお墓のスペースをとって地下マンションのようにお骨を入れた瓶を入れるタイプのものなどがあります。
海洋散骨は、遺骨を粉末状にして水溶性の袋に詰めます。
その後クルーザーで沖に出て船上でセレモニーを行いお花やお酒などと一緒に遺骨を海に送ります。
後日、ご遺族には散骨証明とその場所が示された海図がその証しとして発行されます。

 

急激に増えている納骨堂

遠方の霊園よりもお参りできる近くのお墓のようなものとして都市型の納骨堂は急激に増えてきています。
言わば納骨堂はお墓のマンションのようなものです。
ロッカーのような狭いスペースにお骨を保管します。
永大供養料を支払い指定された場所に安置、もちろんお墓参りも可能です。

 

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近年、変化するお骨供養ですが、お墓や納骨についての自分の考えや希望を記して残さる家族とお話しをしておきましょう。
墓参りなどをすることになる遺された家族や親族のことを考慮するのも大事なポイントです。
エンディングノートにはお墓や納骨について記すページがあります。
ぜひそのページを参考にして準備をされることをオススメ致します。

エンディングノート お墓と納骨

エンディングノート お墓と納骨

 

 

終活|自分らしい葬儀(葬送儀礼)についてじっくり考えてみる

葬儀とは「葬送儀礼(そうそうぎれい)」の略で、人間が生から死へ移行する重要な通過儀礼です。
臨終の看取り、死後の遺体処理、葬儀式、服喪(ふくも)、墓参などの一連の儀礼をいいます。
高齢化のすすむ昨今、葬儀は大きな変化を遂げています。
慣習やしきたりに従った社会的な儀式にならざるを得なかった葬式から家族や親しい知人を中心とした小規模な家族葬へと変化をしています。
葬儀のスタイルも形式やしきたりにこだわらない人々が増えてきているんです。
ここでは自分自身の集大成でもある葬儀をどうしたいのか、自分らしい葬儀についてぜひ一度じっくり考えてみてましょう。
できること、できないことも含めて葬儀社から資料を取り寄せたり、出かけて学んでみるのも終活の一部と考えてはいかがでしょうか。

終活 葬儀

葬儀とは何か?

葬儀とは「葬送儀礼(そうそうぎれい)」の略で、人間が生から死へ移行する重要な通過儀礼です。
本来は臨終の看取り、死後の遺体処理、葬儀式、服喪(ふくも)、墓参などの一連の儀礼をいいます。
また葬儀には、「社会的な処理」、「遺体の処理」、「霊の処理」、「悲嘆の処理」、「感情の処理」といった役割もあります。
「社会的な処理」とは死の事実を社会に告知するといった手続きで、具体的には「死亡届」にあたります。
「遺体の処理」とは、遺体を衛生的に処理するための火葬を意味しています。
「霊の処理」は、死の霊を慰め、あの世での幸せを祈るといった宗教的な儀式をおこなうことです。
「悲嘆の処理」はまわりの方が遺族の悲しみを慰めることを言います。
「感情の処理」とは死者を鎮魂する儀礼です。

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