終活は「残りの人生を計画的により楽しく生きるための活動」と「残される家族の負担や悲しみを思いやる活動」です。
では具体的に何を準備すれば良いのでしょうか?
なんとなく思い浮かんでいるかもしれませんが、いざ具体的になると何から手を付けて良いものか、どのように整理をすればよいのか分からないようです。
多くの方々は終活の必要性は感じていながらも不安を感じながら準備は進んではいません。
そこで終活の準備について何を整理して、どのように準備するのかを具体的にご紹介致します。
Contents
終活ではどんなことをするの?
終活ではどんなことをするの?
終活では、終焉に備えてお金やモノ、医療、介護、葬儀、お墓など5つのテーマの整理や準備をします。
自分史・家系
お金・モノ
医療・介護
葬儀・お墓
想い・思い出
では、それぞれのテーマを具体的に見ていきましょう(^^♪
自分史・家系
「自分史」は、誕生から幼少期、少年期、青年期、就職、退職、恋愛、結婚、家族、子供のことなどあなたの歴史を振り返ることで、人生の整理をするとを意味しています。
いきなり思い出を書いていくのは難しいので、まずは年表を作って〇〇年には、こんなことがあった、〇〇年にはあんなことがあったというふうに時系列で起こったことを書き出していくと上手に整理ができます。
家系はその家の歴史、脈々と受け継がれて来た人の繋がりを再確認しながら家族にも伝える教えることを意味しています。
お金・モノ
「お金・モノ」は、財産や所有物の整理や管理を目で見て分かる形にしていきます。具体的には、預金・保険・不動産・有価証券などにあたります。
不要な通帳は解約をし整理をします。
保有している通帳、キャッシュカード、証券類は全部出し一覧表を作成していきます。未返済の内容も隠さず一覧表に記載することが大事です。
ポイントがあれば早いうちに交換をしておきましょう。
医療・介護
「医療・介護」は、医療や介護をどうされたいかを示します。
告知や延命治療、尊厳死、臓器提供、寝たきりになった時に望む生活をどう考えているのかを示すことになります。
特に重要なのが終末医療や延命措置、尊厳死、臓器提供、献体などの問題です。
もう回復する見込みがない時、「延命措置」は家族にとっても大きな負担となります。
そんな時「延命措置は望まない」と言う意思を生前から、はっきり示しておくことで家族の精神的負担がかなり和らぎます。
また、介護は時間やお金がかかわり家族を大きく巻き込む問題です。
どこで、誰に、どんな介護をしてもらいたいのかを示します。
葬儀・お墓
「葬儀・お墓」は、戒名や葬儀の希望形態を示し、葬儀に呼んで欲しい人や欲しくない人をリストにします。
自分の望む葬儀を家族に示すことで残された家族にとっては、葬儀の取り組み自体が故人とのつながりを感じられるものとなります。
現在では「散骨」や「樹木葬」などお墓の在り方も変わってきています。
お墓はお一人で決めるのではなく、家族と相談しお墓のあり方を決めるようにします。
なぜなら残された家族が事あるごとにあなたが眠る場所で手を合わせたいと思うからです。
また、あなたが眠るその場所が残された家族のよりどころとになります。
どうのようにあなたを供養をしたいのか家族の気持ちを十分にくみ取るようにしましょう。
想い・思い出
「想い・思い出」は、家族に宛てたメッセージ、アルバムや日記の整理、家族旅行による思い出づくり、遺産の配分、遺言書の作成を行います。
終活が思い出の振り返るきっかけとなり周囲へ感謝が生まれる方も少なくありません。これまでを振り返ることで今の自分にとって本当に大切なものが見えてきます。
エンディングノートの活用
終活は、「自分史・家系」、「お金・モノ」、「医療・介護」、「葬儀・お墓」、「想い・思い出」の5つのテーマに沿って整理、準備をします。
その整理や準備に欠かせないないのがこの「エンディングノート」です。
エンディングノートはご覧のようにそれら5つのテーマに沿った内容になっているので漏れが無くなり何をするかが分かるようになっています。
書店やアマゾンでも売られていて簡単に購入することができます。
値段は¥800円前後から高いものでは¥3,000円前後までで売られています。
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