終活|自分らしい葬儀(葬送儀礼)についてじっくり考えてみる

葬儀とは「葬送儀礼(そうそうぎれい)」の略で、人間が生から死へ移行する重要な通過儀礼です。
臨終の看取り、死後の遺体処理、葬儀式、服喪(ふくも)、墓参などの一連の儀礼をいいます。
高齢化のすすむ昨今、葬儀は大きな変化を遂げています。
慣習やしきたりに従った社会的な儀式にならざるを得なかった葬式から家族や親しい知人を中心とした小規模な家族葬へと変化をしています。
葬儀のスタイルも形式やしきたりにこだわらない人々が増えてきているんです。
ここでは自分自身の集大成でもある葬儀をどうしたいのか、自分らしい葬儀についてぜひ一度じっくり考えてみてましょう。
できること、できないことも含めて葬儀社から資料を取り寄せたり、出かけて学んでみるのも終活の一部と考えてはいかがでしょうか。

終活 葬儀

葬儀とは何か?

葬儀とは「葬送儀礼(そうそうぎれい)」の略で、人間が生から死へ移行する重要な通過儀礼です。
本来は臨終の看取り、死後の遺体処理、葬儀式、服喪(ふくも)、墓参などの一連の儀礼をいいます。
また葬儀には、「社会的な処理」、「遺体の処理」、「霊の処理」、「悲嘆の処理」、「感情の処理」といった役割もあります。
「社会的な処理」とは死の事実を社会に告知するといった手続きで、具体的には「死亡届」にあたります。
「遺体の処理」とは、遺体を衛生的に処理するための火葬を意味しています。
「霊の処理」は、死の霊を慰め、あの世での幸せを祈るといった宗教的な儀式をおこなうことです。
「悲嘆の処理」はまわりの方が遺族の悲しみを慰めることを言います。
「感情の処理」とは死者を鎮魂する儀礼です。

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終活|エンディングノート「自分史・家系」の書き方

ここでは、終活で整理や準備をするエンディングノートの5つのテーマ「自分史・家系」、「お金・モノ」、「医療・介護」、「葬儀・お墓」、「想い・思い出」の中から「自分史・家系」の書き方を具体的にご紹介致します。
「自分史」は自分がこの世に生まれてからこれまでを、主な出来事や当時のエピソードとともに振り返るツールです。
今まで精一杯に生きてきた人生の証を残すものです。
「自分史」をつくることで、自分を客観的に見つめることができたり、やり残したことややりたいことが見つかります。
また、家族間や世代間の交流が深るきっかけになったりもします。

エンディングノート「自分史・家系」の書き方

エンディングノート「自分史・家系」の書き方

 
自分史は何を書いてもよいの?


自分史に書いてはいけないことはありません。
が、残された人たちが傷ついたり悲しんだりするようなことをあえて書く必要はありません。
たとえば過去の異性との交際遍歴や重大な法令違反、友達の秘密の暴露などです。
人には1つや2つ墓場まで持っていくものはあるものです。
そもそも「自分史」とは、自分がこの世に生まれてからこれまでを、主な出来事や当時のエピソードとともに振り返るツールです。
今まで精一杯に生きてきた人生の証を残すものです。
ですから遺族の方々が傷ついたり、迷惑をがかかるような内容ならば避けるべきなんです。

 

自分史による人生の振り返りと整理

「自分史」は誕生から幼少期、少年期、青年期、就職から退職、恋愛、結婚、家庭、子供のことなどあなたの歴史を振り返り人生の整理を行います。
直接エンディングノートの「自分史」欄に書き込んでもかまいませんし、年表を作って時系列に起こったことを書き出してからエンディングノートに書いてもかまいません。
エンディングノートは遺言書と違って何度でも書き直すことができるんです。
ご購入されたエンディングノートによっては「自分史」の書き込むスペースが十分でない場合もあります。
その場合は紙を足してスペースを追加したり、作られた年表を貼ってもかまいません。
またエピソードや出来事などの写真を添えたりすることでより思い出が鮮明になり伝わりやすくなります。
世の中の変化や話題になった事件やニュースといった項目も追加すると時代の流れが身近となり読みものとしても面白いものになります。

 

次の世代へ引き継ぐ家系図

その家の歴史や受け継がれてきた人とのつながりを自分で再認識し家族に伝えることがこの家系図作りになります。
家系図は一人では作ることができません。
家系をたどるために自分の親、そのまた親、兄弟などさまざまな親類縁者に話を聞き作るになります。
そのため疎遠になっていた親類の方ともご縁が復活するというメリットもあります。

 

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終活|はじめるエンディングノート!選び方・書き方のコツをご紹介

終活エンディングノートを買ったもののまったく書けていない人も少なくありません。
書こうと思ってもなかなか進まないようです。
このエンディングノートは遺言書と違って法的拘束力はありませんが家族や親類の精神面において一定の効力が期待できます。
終末期の医療処置や葬儀のやり方、供養など万一の揉め事を円滑に収めることもできます。
エンディングは健康なうちに自分や家族の歩みを振り返り楽しみながら書くようにしましょう。
そこでエンディングノートを完成させる書くコツをご紹介致します。
エンディングノートの書き方のコツ

自分にあったエンディングノートを選ぶ

 
エンディングを書こうと思っても手が止まってなかなか進まない・・・


エンディングノートを買ったもののまったく書けていない人も少なくありません。
書こうと思っても手が止まってなかなか進まないようです。
それはなぜでしょうか?
一つの原因として、「エンディングノートとの相性」があります。
几帳面な正確な人は、記入項目が細かく、書く内容が充実しているエンディングノートをオススメ致します。
逆に大雑把な人は質問形式になっていたり、文例が豊富なエンディングノートを選ぶと良いでしょう。
下の図はそれぞれの性格にあったエンディングノートをタイプ別にあらわしたものです。
想いを伝えたいのか、情報を伝えたいのかでもエンディングノートのタイプが違ってきますのでぜひ参考にして下さい。
性格にあったエンディングノートをタイプ別にあらわした

エンディングノートは遺言書とは違って何度でも書き直すことができます。
自分らしいエンディングノート作りに時間がかかるかもしれませんがまずは第一歩を踏み出してみましょう。

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