終活でエンディングノートを買ったもののまったく書けていない人も少なくありません。
書こうと思ってもなかなか進まないようです。
このエンディングノートは遺言書と違って法的拘束力はありませんが家族や親類の精神面において一定の効力が期待できます。
終末期の医療処置や葬儀のやり方、供養など万一の揉め事を円滑に収めることもできます。
エンディングは健康なうちに自分や家族の歩みを振り返り楽しみながら書くようにしましょう。
そこでエンディングノートを完成させる書くコツをご紹介致します。
エンディングノートを買ったもののまったく書けていない人も少なくありません。
書こうと思っても手が止まってなかなか進まないようです。
それはなぜでしょうか?
一つの原因として、「エンディングノートとの相性」があります。
几帳面な正確な人は、記入項目が細かく、書く内容が充実しているエンディングノートをオススメ致します。
逆に大雑把な人は質問形式になっていたり、文例が豊富なエンディングノートを選ぶと良いでしょう。
下の図はそれぞれの性格にあったエンディングノートをタイプ別にあらわしたものです。
想いを伝えたいのか、情報を伝えたいのかでもエンディングノートのタイプが違ってきますのでぜひ参考にして下さい。
エンディングノートは遺言書とは違って何度でも書き直すことができます。
自分らしいエンディングノート作りに時間がかかるかもしれませんがまずは第一歩を踏み出してみましょう。
まずはエンディングノートを手元におきましょう。
そして、一番気になるところから書き始めるのがいいと思います。
例えば、葬式のことが気になる方はお葬式から。
お金が気になる方はお金から書き始めるといいでしょう。
エンディングノートは遺言書と違って何度でも書き直すことができます。
そのためペンより鉛筆、消せるボールペンなどを使うことをオススメします。
ちなみにエンディングノートと遺言書の違いはこのようになります。
遺言書 | エンディングノート |
書き方に制約がある | 自由に書くことができる |
やり直しに制限がある | 何度でも書き直すことができる |
開封に制限がある | 生前から共有ができる |
法的拘束力がある | 法的拘束力はない |
一番気になるところが終えたら次は自分史を書いてみましょう。
自分史とは、ご自身がこの世に生まれてからこれまでを主な出来事や当時のエピソードとともに振り返るツールです。
今までを精一杯に生きて来た人生の証を残すものが自分史です。
具体的なエピソードを添えるとリアリティのあるメッセージになります。
この自分史を書く中で、自然と家族との会話が増えたり、自分のやり残したことを発見できるので早い段階で自分史を書くことをオススメ致します。
このようにしてまずは、書きやすいところから書き始めてみましょう。
エンディングノートは書いて終わりではありません。
エンディングノートはいつも手の届く場所においていつでも取り出せて、活用できる場所に保管しましょう。
もちろんそのエンディングノートの存在や置き場所は家族と共有が大事です。
エンディングノートに書かれたご自身の介護や終末医療など緊急事態時の内容を希望どおりに叶えるためにも普段から家族と共有するようにしましょう。
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